昨年7月9日、小学校以来の念願がかなって北海道の礼文島に上陸しました。
花や緑、滝や海、鳥たちに囲まれ、大切な仲間と共に歩きました♪
ある場所では、「もののけたち」にも囲まれました。
その場所では、何だか、言葉を口に出したり、写真を撮ったり、といった
俗的なことは拒絶されていて、と言っても、恐ろしいとかいう感じではなく、
暖かく包まれているような何か不思議な感じでした。
そして、11日のお昼頃、足元も気にせずに話しながら歩けるような場所で、
足をひねり、右足関節脱臼骨折しました。
日本最北端の地で、日本最北端の診療所まで日本最北端の救急車に乗り…
翌朝のフェリー、タクシー、飛行機まで、多くの方々のお力を借りて
名古屋に戻り、そのまま緊急入院しました。
手術、退院後の自宅療養を経て、社内では車椅子利用で出勤。
その後、車の運転ができるようになったのは、年末になってからです。
そんな中、私にとって、大きな課題だった「両親との関係」が
大きく変化しました。
これまでの私には、多くの信じ込んできてしまっていることがあり、
どうしても陥りがちな罠がありました。
人様に迷惑をかけないように… 私なんていない方がいい。
私が生きていること、この世にそのままの姿でいることを
そのまま受け入れてくださった恩師との出会いを経て
私なりのペースでこれまで変容してきていることを実感していました。
が、昨年の夏以降は、急激な変化をしてきています。
人様の手を煩わせることとなってしまったこと、
予定変更を余儀なくしてしまったこと、
私の体調のせいで、なすべきことを誰かにお願いせざるを得なかったこと、
…
仕事はもちろんのこと、プレイベートの活動でも、講座や電話相談当番も
…
そんな私が今ここに存在する意味☆
この生活だからこそ、気づけたことをこれからに活かすこと☆
車椅子を使っている人の気持ちもわかっているつもりで、細かいことはまだまだ。
2ヶ月過ごしてみて、ちょっとしたことを、お願いするにも相手のあり方次第で
とっても大変なことだと思ったり、
ほんのちょっとの段差で私だけの力では通れなかったり。
知的障がいのある職場の仲間の観察力のすごさと、
お願いされる側になることをとっても喜ぶんだということに気づいたり。
自分にできそうなことを先回りされることの悔しさや
やれることは自分に任せて待ってくれていることの嬉しさ。
私に選択させてくれるような提示の仕方。
… などなど。
そんな頭ではわかっていたはずのことを、一つひとつ体感しながら過ごしてきました。
自分の気持ちに丁寧に気づくこと
このことを通してしか、相手の気持ちに気づけるようにはなれない☆
あらためて、実感しています。
私にとっては、ケガという大きな転機。
あのまま、代休すら取得しないで仕事ばかりしていたのでは
決して体験できなかったことを体験し、今、こうして生きています。
のど元過ぎれば… にならないよう、バランスを大切に過ごします。
それが、多くの支えてくださっている方々へのご恩返しだと思います。
ありがとうございます。
とても解決なんてできそうな気がしない
解決へ向けた一歩をどう歩んでいいかもわからない
ただただ聴くだけ
話しながら自分なりに今考えていること、感じていることを
言葉にすることで、少しでも整理できれば・・と願いながら
悔しくてやりきれない気持ちを一緒に感じ
それでも、何があっても
大好きで離れたくない
大切に思っている
そんな中、本当によく頑張っているね
それぐらいしかかける言葉が出てこない
ただただ聴くだけ
ありがとうございます。
お気づきの点は、私自身も何とかしようと思って、働きかけてはうまくいっていなかったことでした。
今回、「お客さまからの言葉」として伝えて、時間をそれなりにかけて、どんな表現にしたいか、一緒に意見を出し合い考えました。
もう少し時間をかけて少しずつ変えていきたいね、と話していたところ、
今日、唐突に、良い表現がポンポンと飛び出しました。
驚きとともにとっても嬉しかったです☆
仮に、明日はまたもとに戻ることがあったとしても、今日、こんな出来事があって、何とかしたい、という気持ちを行動につなげてくれたこと、
そして、「この方が良い感じ♪」と言ってくれたこと、を信じて過ごします。
ホント、期待を超える行動に出会うと「感動」します。
こんな素敵なメンバーとともに過ごせることに感謝しています。
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